2020年07月24日

三浦春馬さんの自死について考える

三浦春馬さんの自死について考える


みなさんおはようございます。
ミスどん底先生こと宮坂智恵子です。

先日、突然の訃報が飛び込んできました。


【 三浦春馬さん自殺。】


私は正直、三浦春馬さんの大ファンとかそういうことではありませんでしたが、三浦さんは私が好きな作品によく出ておりました。
『いい作品に必ず出てるな』『力のある俳優さんなんだな』『素敵な人なんだな』と尊敬の眼差しでいつも拝見しておりました。

その分、とてもショックが大きく、
未だに気持ちの整理ができていないのが正直のところです。


自殺するような人ではなかった──


多くの方々がそう思っている通り、
自死の原因については憶測しか飛び交っておらず、
本当のところはわかりません。

しかし、
いくつか原因として挙がっている件について、
本日は私なりの見解を3つにわけてお伝えしようと思います。


その①
完璧主義・真面目な性格すぎたのではないか


実際、私の生徒にまるで三浦春馬さんが言われているような真面目な性格のAくんという男の子がいました。
「A君はいつもすごいね」「A君に任せたら大丈夫だね」と誰からも頼りにされるような存在でした。
その子のご両親でさえも兄弟と比較してAくんのことばかり褒めていました。
どちらかというとAくんと比べられてばかりいる兄弟の子の方が心配なところですが、

私としては " 危なっかしいAくん " が心配で心配で仕方ありませんでした。

彼は期待に応えなくてはという意識が異常なまでに膨れ上がっていたのです。

夜中の0時頃にその子に呼ばれて授業に行ったことも何度もありました。
「宿題があっているか見てほしい」
「明日の朝までにスピーチを頼まれてしまったから内容が完璧か見てほしい」

私が幾度となく『間違っててもいいじゃない?』『失敗したら失敗したでも大丈夫』『完璧じゃなくていい』と伝えても、本人は完璧でなくてはダメなのです。
周りの評価、周りの期待を裏切れなくなってしまっていたのです。

正直なところ、その子は卒業した今でも気にかけています。
『人間ていうのは失敗するものだよ』『ダメなときなんてどんな完璧な人間でもあるよ』と声掛けを続けています。


三浦春馬さんも『完璧』を追い続けすぎて、
疲れてしまったのでしょうか──?


その②
誹謗中傷されていたのではないか


これに関しては木村花さんの自死にも関連するところではありますが、現在、皆が匿名という形を利用して誹謗中傷することについて、どうも国語の授業からの影響があるのではないか、と思っているのです。

学校の国語の授業でよく先生が
『この文章はどういう意味が込められているだろう?』と生徒達に読み解かせます。
子ども達は様々な意見を出し合います。
先生は『あぁ〜!そういう考え方もあるよね!』と子ども達から出た様々な意見を黒板にたくさん書いていきます。


でもテストの答えは1つ。
解答と違えばバツなのです。


色んな意見があっていいと教えているわりに、
文章の読み解き方は答えが1つ。
それが今の誹謗中傷に繋がってるのではないかと懸念しているのです。

本業が家庭教師の私がこんなこと言ったら怒られそうですが、国語の文章問題はもう要らないんじゃないかと思うんです。

漢字・文法・作文この3つを重点的にしてはどうかな、と。


色んな人がいる。色んな生き方がある。その人のことを「コイツは間違ってるから何を言ってもいい!」と誹謗中傷してしまうのはまるでその人の考えを採点してるみたいですね。


その③
お母さんから金銭を無心されていたのではないか


これについては、私は他人事ではありません。

私自身、31年間に渡って母からお金をむしりにむしり取られ続けました。このブログでも以前【一番キツかった虐待】として取り上げました。

働いても働いてもどれだけ自分に鞭打って頑張っても
全部お金を取られてしまうのです。


いつになったらこんな生活から抜け出せるんだろう──


お金を隠しても見つけ出される。
通帳まで管理される。


地獄でした。まさに漫画のカイジの地下のようでした。


普通に考えたら離れて絶縁してしまえばいいのに、
幼少期から洗脳状態にありますから、
"私が居なくなったら母はどうやって生活するのだろう…"
"母からどうせ逃げられない…"と考えてしまい、
絶縁するという考えに至らないのです。

三浦春馬さん程の有名人でしたら、尚更まわりに相談もできず、1人で抜け出せない地下のような苦しみの中に居たのかもしれません。



どれも憶測に過ぎませんが、
他の理由だったとしても、現実から逃れるために自殺したくなる程の苦しみだったことに間違いありません。


私の母も自殺して亡くなりました。
そして私自身、自殺未遂経験者です。


辛い。苦しい。この現実から逃げたい。
気持ちは本当によくわかります。


でもそもそも『死んだ方がマシ』というのは本当なのでしょうか?


極楽浄土の考え方は死を恐れる人々に向けた偉人の教えです。

本当にマシかどうか、それは正直なところ、
わからないと思いませんか?


「死にたい人を死なせてあげないのは可哀想」という考えの人たちも多くいるようですが、
本当に死なせてあげるほうが幸せかどうか死後の世界なんて誰にもわからないのに、そんなことを言うべきではないと思うのです。


まだ生きているほうが選べる道がある。


私はそう思います。



三浦さんもきっと心配してくれる友人もいたはずですが、
やはり容易に相談出来なかったのではないでしょうか。


是非、悩んでる人は相談してほしい。
解決というより、
自分とは違う他の人の意見を聞けば、違う道も探せるかもしれないから。



本当に素敵な俳優さんを失ってしまいました。
ファンというわけではなかった私でさえもここまで喪失感を与える大きな存在であったと残念でなりません。


この場を借りて、三浦春馬さんのご冥福をお祈り申し上げます。

2020年7月24日 ミスどん底先生 宮坂智恵子




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Posted by 家庭教師のリスタ「はい上がり先生」(元 ミスどん底先生) at 07:28│Comments(0)ミスどん底先生の想い日記
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