2017年07月22日
中学3年生〜解離性障害・離人症〜 中編
皆さんこんにちは。ミスどん底先生です(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
ベールを通して観ている景色に後頭部の丸い塊。
常に映像を観ているようで、後頭部に丸い塊があるような変な感覚………
それは一向に治る気配がありませんでした。
なんとかしなきゃ……このままじゃ受験勉強や学校生活に支障が出る………
私「ねぇお母さん…頭の変な感覚治らないんだけど……病院行きたい……」
母「はぁ?まだ治んないの?!病院って言ったってそんな病気なんかないんだよ!」
私「ねぇ…お願い……病院行きたい……うまく勉強できない気がするの……病名だけでも知りたい……」
母「そんな病気ないって言ってんだろ!!じゃあモヤモヤ病だよ!モヤモヤ病!!それでいいだろ!」
私「違うの!モヤモヤ病も調べたけどそれじゃないの!勉強できなくなったら困るの!!」
母「うるさいねぇあんたは!!あたしはあんたに勉強してくれなんて頼んでないんだよ!!」
そうだよね……お母さんは私に高校なんか行かずに働いて家にお金入れて欲しいんだよね……
私「わかった…もういい……なんでもない……」
これ以上言って高校受験を辞めさせられては困ると思い諦めました。
母に言っても怒られるだけ。
学校の先生に言えば、委員長の仕事を降ろされたり、高校受験に影響が出るかもしれない。
友達にも過去や現状がバレたくない。
私はとにかく『普通』でいるように努力しました。
しかし、やはりこの変な感覚が辛くて辛くて仕方がありませんでした。
私はその辛い思いを、家庭教師の先生にだけは伝えていました。
先生「え〜まだ治らないのか〜なんなんだろうね。そうだ!もしかしたら梶井基次郎の『檸檬』と同じかもしれない!読んでみ??それでそれを夏休みの読書感想文にしたらいいじゃん!」
え?!そうなの?!
私と同じ症状の人がいるの?!
私は本屋さんに行き、急いで梶井基次郎の『檸檬』を買いました。
普段は図書館で借りたり、中古の本を買うことが多い私でしたが、この時は急いで新品を買ってきて読みました。
しかし、読んでみると、そこには『不吉な塊に焦燥感を抱く』という表現はありますが、なんだかそれは「悩みや不安」を例えた比喩表現のようで、私のこの本当に病的な症状とはまた違うようでした。
違う……これじゃない………
先生にもちゃんと伝わってなかったのかな……
誰にもわかってもらえないのか………
本当にこんな病気なんかないのかもしれない……
じゃあなんなんだろう……この変な感覚は………
でもとにかく勉強しなきゃ………
いつもベールを通して観ている景色。
映像を観ているような感覚。
私がしていることを私が観ている。
私が勉強しているのを私が観ているような感覚でした。
こんなんで高校合格できるのかな………
とにかくやるしかないんだ………
私はもう狂ったようにひたすらひたすら勉強するしかありませんでした。
続く。
それではまた(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
Posted by 家庭教師のリスタ「ミスどん底先生」 at 14:26│Comments(0)
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