2017年07月06日
父との絶縁。 後編
皆さんおはようございます。
ミスどん底先生です(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
『父との絶縁。中編』の続きのお話です。
母が自殺した日に私は父とようやく再会しました。
父はあの絶縁した日の事を責めることも無く、私を何事も無かったかのように受け入れてくれたのでした。
それからは、父とうちの子と3人で頻繁に会うようになり、色々な話をするようになりました。
私が生まれた瞬間から
既に母が作った借金3000万円があったこと。
夜逃げやどん底生活を余儀なくされたのは母のギャンブル依存症のせいであったこと。
父は母に騙されて結婚したこと。
私が母の事を嫌いにならないようにと、父が悪者になることで私の恨みを全て自分に向けさせるようにしていたこと。
母の嘘はいつも実に巧妙であったこと。
母の演技がとても巧みで多くの人が騙されたこと。
等々。
巧みな嘘………
私は父にうちの子がいる前で、あの日の事を聞きました。
すると、父もうちの子も口を揃えて
『そんな事1度もなかったよ!!』と言うのです。
母の【 巧みな嘘 】で騙されたのです。
父が子どもの友達にキレたり睨んだりというエピソード自体が全くのデタラメだったのです。
うちの子は
「じーじが友達を睨んだり怒ったりするなんて1回もなかったし、ばーばからは、母さんが一切お金を家にいれないから母さんが全部悪いって聞かされてたし、もらったお小遣いとか全部取られてたんだよ?!」
と言いました。
そして更に、
父「俺が引越したあと、※ちーちゃん入院したでしょう?あの時だってちーちゃんの入院費用、俺が払ったんだよ」
※ちーちゃん=私のことを父はそう呼んでいました。
私「は?入院?!」
父「ほら〜入院したでしょ!お母さんがちーちゃんの入院費用払えないって家までお金取りにきたんだから!」
私「え…お父さん……私入院なんかしてない……」
父「えっ!!嘘!!だってあいつ泣きながら入院費用払えなくて智恵子が可哀想だって……」
私「そんな……いくら渡したの?」
父「50万だよ!!貯金全部渡したんだよ……それにちーちゃんが稼ぎが悪くてお金がないお金がないって言うから毎月お金渡してたし……」
父は一緒に暮らしていたときもシルバー人材でなんとか見つけた仕事で稼いだお金を、全額家に入れていました。
さらに家を出て1人暮らしになった後も母にお金を取られ続けていたのです。
父「毎月〇〇(うちの子の名前)にお小遣いって渡してたお金は、ばーばからもらってた?」
うちの子「えっ!!そんなの1円も貰ったことない!!」
3人が3人とも、騙されていました。
3人が3人とも、それぞれのお金を取られ続けていました。
私は父のせいだと思い、うちの子は私のせいだと思い、父は私と孫の為だと思い、皆が皆、母の嘘に騙され、洗脳され、それぞれがお互いに確認すること無く、ただただ母の言うことを信じていました。
母は、私達3人それぞれを悪い人だと思わせることで、3人の間で協力したり、話し合ったりする機会を作らせないようにしていました。
あの時も、子どもに対する父の酷いエピソードを作ることで、私が激怒することを母はわかっていたのです。
『離れて暮らした方がいい』と何度も言ったことで、私がそれを選択するように誘導したのです。
父と私を離れ離れにすることによって、
父からも私からも両方から別々にお金を取れるようになる為(ついでにうちの子のお小遣いまでも)、
共同で渡していた時に比べ、母がより多くのお金を手に入れることを考えついた結果の嘘でした。
あの時、父に全く話が通じなかったこと。
母が何も口を出さず、傍観者だったこと。
あの後、うちの子が何故かそんな酷いはずの父に会いに行っていたこと。
父の携帯電話の番号をうちの子さえ知らされていなかったこと。
全てにおいて納得できました。
今でも3人で食事に行っては、
あの時はこんな嘘をつかれてた…
あの時はこんなこと言われてた……
など、話しても話しきれない程の嘘や騙されていた過去が出てきます。
このようにして、母によって3人がすれ違わされてしまった日々を、現在は3人が揃って話すことでゆっくり取り戻しているところです。
人を信じること。
それは大事なことです。
しかし、信じる人を間違えると、私のように本当に信じるべき大切な人を失ってしまうかも知れません。
父の優しさのおかげで、今はこうして再会できていますが、あのまま絶縁状態だった可能性もあったと思います。
どうか皆さんは
信じる人を間違えませんように──。
END
それではまた(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
Posted by 家庭教師のリスタ「ミスどん底先生」 at 10:41│Comments(0)
│ミスどん底先生の過去
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。