2017年06月30日

高級クラブ─第5話─

高級クラブ─第5話─


皆さんこんにちは。ミスどん底先生です(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)



高級車を買い、高額なローンを払いながらも、母親からの高額な無心にも耐え、ひたすらお金のない日々を過ごしていました。


『お前がそんな高い車買うからだよ!』と母からはめちゃくちゃ怒られ続けていました。

キレてお皿を投げつけてきたり、物を投げてきたり、家を出てどっかに行ってしまうこともしばしばでした。(後に知った情報だとお決まりのパチンコ店に行っていたようです)



しかし、私は決して母に【 密かな野望 】は話しませんでした。




しかしその頃、
何故か食卓にいつも父が釣った魚だけが並ぶようになったのでした。




私「ねぇまたお父さんが釣った魚?他の食べ物ないの?」


母「あるわけないだろ!あんたがあんな少ない金額しか家にお金いれてないんだからこれしかないよ!」




お父さんもお金入れてるのになんでそんなに家はお金ないんだろう……

私が入れてる十数万じゃ足りないのか………
(実質盗まれているお金も合わせたらもっと渡していたことになると思いますが)

車のローンも組んじゃって前より渡せなくなってるもんな……

そっか……
私が稼ぎが悪いからいけないんだ………





小さい頃から私は怒られるといつも『私が悪いんだ』と思わされるようになっていました。





しかもその当時付き合っていた彼氏がまたとてつもなくひどい人で、

私からお金を借りたり、

食事や出掛けるなどの費用は全部出させたり、

三股(いや、もっといたかも…)していたり、
本命の彼女に呼び出されて修羅場になったり、

彼の引越し費用まで出させられたり、

そこまでしたのに捨てられたり、

そうかと思えばストーカーされたりと、
ひどいことばかりされていました。



しかし、家庭内ストックホルム症候群の私は、
彼のことが好きだからお金出すのは仕方ない、
浮気される私が悪いんだと勘違いしていました。





お母さんからも彼からもお金を取られ、
お店では一部の女の子から攻撃され、
家庭教師の仕事だけじゃ生活できず、
昼も夜も休まず働き続けていて心身共に疲れ果てました。




それに加えてお客様とのメールのやり取りは怠らないようにしていたので、多くのお客様とメールで連絡を取っていた為、携帯は常時鳴りっぱなし。


メールが一日に100通を超えることもありました。


携帯が鳴るのが怖くなり、携帯を投げて毛布を被って『もうやめて!』と叫ぶような日々。



しかし、そんな苦労なんか母や彼氏には関係ありません。



ひたすらお金を取られ、酷いことばかり言われ、
毎日のように辛くて辛くて泣いていました。






それでも車に『 貯金 』だけはできている。

それが唯一の希望でした。




ただただ
一心に働くことしかできませんでした。






しかし、そのうち、我が家の食卓には母が採ってきたアサリやシッタカなどの貝が並ぶようになりました。



あんなに働くのが嫌な母親まで貝を採りに行くほどうちはお金ないのか……






私は子どもの頃、父に山に連れて行ってもらったことを思い出しました。






私は自分の子に言いました。


「一緒に海行ってお魚とろうか?」







続く。





それではまた(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)




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Posted by 家庭教師のリスタ「ミスどん底先生」 at 15:13│Comments(0)ミスどん底先生の過去
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